ホニャまるの備忘録

映画とか本とか日常とか

映画「ダンサーインザダーク」を観た

※ネタバレ含みます。ただ感想をベラベラ喋ってるだけです。考察もなんもない。

 

・セルマが辛い場面になるとコップの水が溢れるようにセルマの空想ミュージカルが巻き起こる。セルマ自身ミュージカルが好きなのもあるだろうが、たぶん現実逃避。

 

・まぁ、辛い時とか、つまんない授業受けてる時とかに空想しちゃう人(わたし含め)はとてもハマるし、「あるある」てなるんじゃないかな、

 

・セルマの生き方や性格、境遇から察するに、人に頼ることが苦手なんじゃないかな。

盲目になったこと。お金を息子のために貯めていること。犯行の真相もちゃんと人には語ろうとしなかった。どこか諦めていて、息子の目を守ることが最優先になっている。それはいきすぎると 息子<息子の目 にもなりそうな盲目的な考えだ。

 

・セルマは13歳(盲目にならずに済む歳)を超えた瞬間に人生をやめた(精神的に死んだ)のではないだろうか、

自分のことは二の次で息子のために生きている。

目を諦めたセルマ。

人に頼ることを諦めたセルマ。

目が完全に見えなくなる前、

見えていた時でも、

彼女を支えようとしていた人々は彼女には見えていなかったのだ。

 

・目を諦めたことを後悔していたのではないか?だから息子の目を守ることで幸せになると強く思い、最後まで自分を死なせ続けたのだと思った。

 

・現実で起こることを受け入れようとしなかったセルマ。ミュージカル好きで空想好きな彼女は空想の中でも生きていける。だが、現実も受け入れて生きていがなければならない(ちゃんと自分の目で見よ)というメッセージに私は見えた。